「柚子原~」
「ん、相田さん?」
「次の授業の課題やってる?」
「……ノート見せようか?」
「サンキュ。 ちょっと借りるね」
「へいへい」
「相田さんと仲良いんだ」
「ん? まぁ普通かな」
「へぇ。 ……お前に気があるのかな」
「ふぁっ!? ……なにいきなり」
「いや普通同性に聞かないか?」
「そうとは限らないんじゃ……」
「そういうもんかなぁ。 まぁでも相田さん結構人気あるみたいだし」
「……それより悠吾がそんな話するなんて、なんだけど」
「なんで?」
「いや……興味無いのかと」
「そんなことは無いけど」
「……え、あるの?」
「多分お前よりはわかると思う」
「…………はい?」
「俺さ、妹いるんだけどさ」
「うん」
「妹の漫画読んだりして、何となくわかるというか――」
「その漫画今すぐ全部燃やせ」
「なんでだよ」
「1ミリも役に立って無いだろ」
「ど……」
「どの口が言ってんだよ……!」
柚子原は手が出なくてよかった、と本気で思った。
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