

味覚補正用口腔内インプラント。通称「口中調味料」。味覚を自由に変えられるようになった時代。会社の飲み会で、一人の若手社員が「口中調味料」の使用を打ち明けたことを発端に、ささやかな議論が巻き起こる。料理の味を変えるのは個人の自由か、それとも作り手への冒涜か。議論が次第に盛り上がる中、俺の隣に座る彼女は静かにグラスを傾ける。もしもの技術をめぐって巻き起こる、少しおかしなSF短編。
R15
部活、バイト、クラスメイト。高校生活には『青春』なんてものがあるらしい。けれど、メガネぼっちの陰キャ女子・桜井には、そんなものは縁遠い。学校祭の役割も、目立たない会計係。クラスの人気者・カナエたちのキラキラした会話を横目に、今日もひっそり過ごすはずだった。ところが、学校祭当日。「代わりに桜井さんに歌って欲しいんだって!」突然、クラス対抗の歌合戦に出場することに。準備なし。音源なし。逃げ道なし。全校生徒を前に、桜井が選んだのは――アカペラだった。これは、ひとりの陰キャ女子が、ほんの少しだけ勇気を振り絞るお話。……たぶん。

<あらすじ>とある事情で転校してきた青葉智也は、同じクラスの若林真凛と一緒に文芸部の部室へと向かうことになる。そこで智也が見たものは……。※小説家になろうを始め様々なサイトでも掲載しています。2024年11月にpixiv小説で「編集部のおすすめ作品」として掲載されました。
勉強も運動も何一つ取柄のない主人公:北野 尚也は友達もいなくて学校ではいつもひとりぼっちだった。そんなせいで自分に自信も持てずにいた。そんな彼がいつも遊んでいたオンラインゲームがサービス終了を迎えてしまい新たなゲームを昼休み1人で探していると最近盛り上がりを見せているFPSゲームを見つける。しかもその「Villain For Villain」通称ヴィランと呼ばれるこのゲームの国内大会本戦が開かれることを知り興味半分で観戦に向かった。会場は思った以上に盛り上がっており尚也が目にした決勝は凄まじいモノだった。その1戦だけで一気に引き込まれた彼は家に帰ると早速購入しプレイを始める。あっという間にドハマりした尚也はそれから毎日ヴィランをプレイした。1人で毎日ゲームをしているとある日1件のメッセージが届く。そしてひとりぼっちだった少年にヴィランを通じて仲間ができ次第に大会を目指すようになった。優勝を目指し奮闘するが結果は中々出ない。更にメンバーの問題で優勝への道のりで足を止めることに。ゲームを通じて出会った仲間と共に目標へ向かって走るうちに変わっていった尚也は優勝を手にすることが出来るのか。
昔から入退院を繰り返していた五宮桜咲はその日もすっかり慣れた病室にいた。でも唯一違っていたのはそんな彼女の前に見知らぬ男性が現れた事。自身の事を死神と名乗った男性は、桜咲に対して余命宣告をした。「貴方は一週間後に死にます」その日から一週間後、死ぬ事が決定してしまった桜咲。だがその代わりと言うように死神は彼女の望みを叶え最期の一週間を少しでも良い時間にしてくれるという。そして突然始まった人生最後の一週間。桜咲はどのように過ごし、人生の最期を迎えるのだろうか。
菊田家の三姉妹、陽南と蓮と桃奈は大人になり疎遠気味になっていた。そんな中、蓮は久しぶり妹の桃奈と会い遊びを満喫していた。だがその途中で事故に遭っていまう。桃奈は命に別状はなかったものの意識が戻らずにいた。そんな妹の元に毎日のように通う蓮はあの時、守れなかったことを後悔しながら彼女が目覚めることを願っていた。百七十日という長い月日が経ったある日。桃奈は何の前触れもなく目を覚ます。そのことに喜んだ蓮と陽南。それをきっかけに三人はまた一緒に暮らすことになった。そのことが決まっ三人は海に来ていた。三人で並んで座り海を眺めていると蓮は後ろに寝転がる。そしてこれからの日々に笑みを浮かべながら目を閉じた。そして二人に名前を呼ばれもう帰るのかと目を開けてみるとそこには全く別の光景が広がっていた。※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。
人がほとんどいなくなった近未来。「僕」は、事故で体を失ったアンドロイドのアイに呼び出される。頭だけになった彼女の右目は、いまでは手に入らない大切なパーツで、黒猫が持ち去ってしまったという。「僕」はアイの頭を抱え、黒猫の行方を捜すのだった。