4件の作品
ファンタジー連載中
『錦上添花(きんじょうてんか)』神は、すべてを愛する。人を愛し、隣人を愛し、世界を愛する。そして人々もまた、神を心から愛していた。そんな世界に暮らす神父・オリオン。彼は一日のほとんどを祈りに費やすほど、敬虔なヨグ教信者である。彼には、美しく天然な妻・アイミスと、十五歳の娘・セリアがいた。父親の異常な信仰心に呆れながらも、普通の家族の時間を求めるセリア。ある日、母親が祈祷室に置き忘れた一袋の生肉が、家族の運命を大きく変えることになる。「……アレじゃ怪しい悪魔召喚にしか見えない」そんな冗談めいた感想の直後、祈祷室の魔法陣が輝き始めた。――神は、本当に存在するのか。神を愛する者。神を疑う者。そして、神と呼ばれる存在たち。ひょんなことから始まった神様との出会いは、やがて世界を巻き込む大きな物語へとつながっていく。笑いあり、家族愛あり、時々シリアス。これは、神様と人間たちが織りなす、ちょっとおかしなファンタジー物語。
ファンタジー連載中
世界が、混ざった。大学生・赤羽タケトが妹を迎えに行こうとしていた、まさにその時。突如として起こった【世界融合】によって、彼の知る世界は一変した。異世界の人間。未知の種族。不可思議な能力。そして、これまで存在しなかった国々。常識そのものが崩れ去った世界で、タケトが望んだことは一つだけ。世界を救うことでもない。英雄になることでもない。ただ一人の家族――妹を見つけること。やがて仲間と出会い、戦い、国を巡り、世界を巻き込む騒乱へと足を踏み入れていくタケト。そして彼らは、いつしか一つの名で呼ばれるようになる。――【ナインボール】。これは、英雄になるつもりなどなかった男が歩んだ、長い英雄譚である。