二枚目のドッグタグ〜喫茶店すのうどろっぷへようこそ〜
Jettsその他連載中
元傭兵の矢上亘がマスターを務める喫茶店『すのうどろっぷ』。閑古鳥が鳴くカウンターで、師匠の遺した珈琲の薫りと平和を届ける日々。バイトの大学生・心春の軽快なツッコミと、常連たちの人情が織りなす温かな日常。だが、裏では亘の過去がざわめく。スパイスの効いたトルコ料理と、熱い絆が響き合う、アクションと人情と珈琲が香る物語が始まる。
35件の作品
その他連載中
元傭兵の矢上亘がマスターを務める喫茶店『すのうどろっぷ』。閑古鳥が鳴くカウンターで、師匠の遺した珈琲の薫りと平和を届ける日々。バイトの大学生・心春の軽快なツッコミと、常連たちの人情が織りなす温かな日常。だが、裏では亘の過去がざわめく。スパイスの効いたトルコ料理と、熱い絆が響き合う、アクションと人情と珈琲が香る物語が始まる。
その他連載中
「癒しをお望みなら、わたくしを愛してくださいね」片眼鏡・黒チョーカー・白法衣の女神官アリスは、愛の神に全てを捧げた聖女。どんな傷病も癒すが、対価は金銭ではなく「熱い愛」のみ。偽りの愛は許さず、罰を与える。そんな噂が吟遊詩人に歌われる存在。気ままな旅の途中で出会うのは、美味しそうな街の食べ物と、傷ついた傭兵、癒しを求める小羊たち。彼女の二色の瞳が映す世界の扉がいま開く。原作↓〜愛の神官アリス〜妖艶にして荘厳、耽美にして博愛。黒き聖典に導かれ〜 作者:斧乃小町原作の世界観をそのままにR15作品に加筆修正した作品です。博愛と妖艶が混在した本格ファンタジーをお楽しみ下さい。ドラグーン(N9264BJ)これは、一人の脇役が自分の役割を放り出し竜騎兵(ドラグーン)を目指す物語。 剣と魔法のファンタジー世界で脇役ルーデルに与えられた
ファンタジー連載中
偽聖女の汚名を着せられ、ベルナレク王国王太子ヘリックから婚約破棄されたフォリア。 ベルナレク王国北方には『魔窟』という魔物の溢れる源があり、絶えずその対処に追われてきたのだった。そして聖女の守りがなければ封印は解け、より一層の魔物の脅威に晒される。 ヘリック王子の目論見は聖女フォリアとの結婚はせず、魔窟だけは封じさせようというものであった。 平民の出である彼女には、その能力を酷使され、魔窟への対処に生命をすり減らされる運命が待つかに思えたのだが。 追放された当日のうちに隣国のブレイダー帝国皇太子レックスから求愛を受けて、隣国へと旅立つこととなる。 しかし、聖女がいなくなったベルナレク王国に残る雨乞いにして魔獣使いのカドリは、愚物の支配する国を守り支えようとする。結果、魔窟から際限なくあふれる魔物と戦いを繰り広げつつ、聖女フォリアを戻そうとするのだった。 一方で隣国へと流れたフォリアは『魔窟』のこと、後に残してきたベルナレク王国の民のことに後ろ髪を引かれつつ、与えられる平穏の中にあった。
ファンタジー連載中
世界が、混ざった。大学生・赤羽タケトが妹を迎えに行こうとしていた、まさにその時。突如として起こった【世界融合】によって、彼の知る世界は一変した。異世界の人間。未知の種族。不可思議な能力。そして、これまで存在しなかった国々。常識そのものが崩れ去った世界で、タケトが望んだことは一つだけ。世界を救うことでもない。英雄になることでもない。ただ一人の家族――妹を見つけること。やがて仲間と出会い、戦い、国を巡り、世界を巻き込む騒乱へと足を踏み入れていくタケト。そして彼らは、いつしか一つの名で呼ばれるようになる。――【ナインボール】。これは、英雄になるつもりなどなかった男が歩んだ、長い英雄譚である。
ファンタジー連載中
※表紙はイメージですかつて世界を恐怖に陥れた魔王を、十代の若さで討ち果たした勇者がいた。それから幾十年。勇者は戦いを退き、世界中から種族を問わず学生を集める学術院を設立して、その学院長となっていた。そしてその学術院には、一人の少年がいる。エル。――ただし、彼には誰にも知られてはならない秘密がある。彼はかつて勇者が討ち果たした、魔王の息子だった。魔王の敗北を悟った母は、自らの命を代償に特殊な魔術を施し、息子が生まれる時期そのものを遅らせた。その結果、魔王討伐から二十六年後に生まれたエルは、魔王の子であることを知られることなく人間社会へと紛れ込んだ。そして彼を保護したのは、他でもないかつての勇者だった。勇者はエルに一つの条件を課している。もし魔王になるのなら、自分の手で殺す。その覚悟を抱えながら、勇者はエルを学生として育て、その行く末を見守っている。エルの正体を知るのは、学園長と、かつて共に魔王を討った三大魔法師の一人、ヴェルド・グラディオン。そして、自身もまた正体を偽り続ける幻術学教授リュカ・セレイン――わずか三人。そんな秘密を抱えながら始まる、普通の学術院生活。自らの人生を選ぶため家を飛び出してきた少女、リア・セレス。才能には恵まれないながらも、誰にも見せない努力で二人に食らいつく少年、カイル・レグナード・フェルディス。そして、三大魔法師を父に持ち、自らの才能と血筋に絶対的な誇りを持つエルフの少年、ルシエル・アルヴァート・グランディス。友情、恋、競争、魔法、そしてそれぞれが抱える「自分は何者なのか」という問い。その日々の中で、エルは少しずつ知っていく。魔王の息子として生まれたことと、自分が何者になるのかは、同じではない。そして勇者もまた、答えを迫られる。目の前の少年は――次の魔王なのか。それとも、魔王にはならない、ただ一人の少年なのか。※この小説はAIを使用して制作した作品です。
SF連載中
世界は知っていた。人間の魂には価値がある、と。SOUL CHART。それは魂の価値を市場に映す鏡。人々は自らの存在を世界に査定されていた。SBT(SOUL BIND TOKEN)という命の取引。GAINと呼ばれる固有武装を手に。自身を。誰かを。奪い、守る。第17区——ORPHAN。誰も好き好んで訪れない街。レート・グロウスは仲間たちと依頼をこなしながら暮らしていた。依頼屋《HODL BOLLINGER》冷静沈着な戦略家クランツ・タークス。陽気で自由奔放な調整役ノア・ルクス。圧倒的な戦闘能力を持ちながら、魂の査定結果が五年以上も「0」のまま変わらないレート。世界は、彼の価値を測ることができない。ある日、三人は廃墟と化した第4区——OBLIVIONで、奇妙な銀色のSBTを発見する。番号も刻印も存在しない。端末が示した結果は、ただ一つ。UNREGISTERED——市場未登録。世界の価値体系から外れた、正体不明のトークン。時を同じくして、各地区では不穏な動きが広がっていた。物流を巡る護衛任務。謎の組織との接触。数々の思惑がレートたちの故郷ORPHANへ牙を剥く。守るべき日常。譲れない仲間。彼らが背負ってきた過去。戦闘。情報戦。駆け引き。魂に値段をつける世界で、価値を測れない男と仲間たちが動き始める。価値を決めるのは——市場か。それとも、自分自身か。魂の価値「0」レート・グロウス。魂の価値を巡るSF群像バトルアクション。『選べ。売られるか、従うか』世界は彼に何を示すのか。『選べ。お前の価値を。俺に示せ』※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「原石航路」にも掲載しています。
ホラー・怪奇連載中
北海道のとある地方都市。人通りの少ない一角に、ひっそりと佇む古びた店――『倉科骨董品店』。店主の倉科貴雄は、白髪に着物姿、いつも穏やかな笑みを浮かべる少し変わった男。そんな彼のもとには、なぜか奇妙な相談が持ち込まれる。止まっているはずなのに、夜な夜な鳴り続ける古時計。誰も見たことがないのに、誰もが知っている「二つ目の影」。曰くつきの骨董品、奇妙な噂、土地に残された伝承――。姪の波多野一花、記者の久世透とともに、倉科はそれらの正体を静かに紐解いていく。それは本当に怪異なのか。人間の思い込みなのか。あるいは、偶然が重なっただけなのか。調べてみれば、ほとんどのことには理由がある。けれど――。すべてを説明し終えたあとにも、ほんの少しだけ「何か」が残ることがある。怪異のほとんどは、説明できる。――ほとんどは。
ファンタジー連載中
顔に傷があったって、強く優しく逞しく! 「前世さん」の記憶を生かした少女カリナのサクセスストーリー。※ただし恋愛方面を除く。果たしてカリナはイイ男を連れ帰り故郷に錦を飾れるのか!?
ファンタジー連載中
ミラは緑の瞳を持つ、妖精相談所の新人店主。妖精が見えることを活かし互いの相談を聞き彼らの手助けをする仕事なのだが、蒸気機関が発達したことをきっかけに妖精が見える、信じる人間が激減。相談所を必要とする人がいなくなったため、正式な仕事を受けたことがない。祖母から継いだ店を守るため、ケットシーのノノンとともに客人を待つ日々が続いている。そんなある日、碧の瞳を持つ青年・テトが「妖精が隠してしまった家宝を探してほしい」と依頼を持ちかけてくる。懐疑的な態度をとるノノンに対し、ミラは喜び勇んで依頼を引き受ける。そうしてミラは、住み慣れた土地を離れて、テトと彼の従者であるカイとレナ、勝手についてきたノノンと、四人と一匹で旅に出る。妖精はなぜ、テトの形見を隠したのか。それを探す理由は?ミラにつらく当たるカイ。旅先で不審な行動を見せるレナ。ノノンは誰も彼もが嘘つきだと言うし、ミラの初仕事は一筋縄では終わらない。- - -書いている途中でレイティングが必要になった場合、追加いたします。『ノベルアップ+』『小説家になろう』『Nolaノベル』『ソリスピア』『カクヨム』に同時投稿中。
ファンタジー連載中
ぼくらの町は、川のまわりにへばりつくように広がっている。川はゆるく蛇行しながら山から下りてきて、町の真ん中で一度大きく息をつき、それから海へ向かって消えていく。夏になると水は驚くほど透明になって、底に沈んだ丸い石や、よろこぶように揺れる水草がはっきり見えた。ぼくは小学五年生で、名前は小川コウという。川の名前とおなじ「コウ」だから、おじいちゃんは「お前は生まれたときから川の子だ」と言って、よく頭をなでてくれた。おじいちゃんの名前は小川ゲンジロウという。町の人はみんな「ゲンじい」と呼ぶ。橋のたもとで小さな釣り具屋をやっていて、店の奥にはいつも古い魚網やウキの山があった。ゲンじいは無口な人だったけれど、川の話になると急に饒舌になった。「川はな、生きてるんだ。昨日と今日で顔が違う。見ようとしなきゃ、見えないぞ」そう言って、ゲンじいは水面をじっと見つめる。ぼくにはただの水に見えたけれど、ゲンじいの目には、もっといろいろなものが映っているようだった。その夏の始まりに、ミナが転校してきた。ミナは、家の事情で東京から祖母の家に身を寄せることになったのだと、先生が教室で紹介した。色の白い、髪の短い女の子だった。黒板の前で自己紹介をするとき、彼女はなぜか、ぼくの方をまっすぐ見て、少しだけ口の端を上げた。「ミナです。川の近くに住むのは初めてです。よろしくお願いします」教室がざわついた。ダイスケが隣で「川の近くって、みんな川の近くだろ」と小さく突っ込んだ。ぼくも同じことを思ったけれど、ミナの言い方には、どこか含みがあるように聞こえた。昼休み、ミナが話しかけてきた。「ねえ、コウくんでしょ。ゲンジロウさんのお孫さんの」「うん。どうして知ってるの」「ゲンジロウさんに、名前を教えてもらったの。ばあちゃんの家の隣が、あの釣り具屋さんなんだ」ぼくは驚いた。ゲンじいが、いつの間にか新しい住人と仲良くなっていたなんて、知らなかった。「ミナちゃんは、川に行くの?」「行く。毎日。川に行かないと、落ち着かないの」ミナはそう言って、窓の外の川を指さした。夏の光を受けて、水面がきらきらと光っていた。その光の中に、ぽつんと小さな影が動いたような気がして、ぼくは目を細めた。
ファンタジー連載中
# うんこ爆弾の夏## 第一章 謎の小包夏休み初日の朝、ぼくの家のポストに茶色い小包が届いた。差出人の欄には「ドクター・ゴールデン研究所」と書いてあるだけで、住所はなかった。「また通販で変なもの買ったの?」キッチンから母さんの声が飛んでくる。ぼくは何も買っていない。買うお金もない。小包は段ボールの箱で、ガムテープは十字に貼られていて、表面に小さな字でこう書かれていた。『取扱注意。開封者は必ず「うんこ」と三回唱えること』ぼくは少し迷ってから、「うんこ、うんこ、うんこ」と小声で言った。なんで言わなきゃいけないのかはわからないけど、本当に言ってしまった自分が少し恥ずかしかった。箱を開けると、中には野球ボールくらいの大きさの茶色い球がいくつか入っていた。表面はつやつやしていて、わずかに湯気のようなものが立っている。ぼくは思わず顔を近づけた。「……いい匂いじゃない」その瞬間、球のひとつがぽん、と跳ねた。そして箱の底から、一枚の手紙が出てきた。『親愛なる少年へ。それは「うんこ爆弾」である。使い方を誤るな。君の友人、ドクター・ゴールデン』ぼくは手紙を三回読み直した。どう読んでも、冗談で書いたとは思えなかった。## 第二章 ドクター・ゴールデンぼくの名前は田中ハルト。小学六年生で、夏休みの宿題を全部後回しにする天才だ。自称だけど。ドクター・ゴールデンという名前に心当たりはなかった。ただ、近所の空き地に、去年から変なおじいさんが住みついているという噂は聞いていた。白衣を着て、いつも大きなリュックを背負い、子どもを見ると「うんこの未来は明るいぞ!」と叫ぶらしい。ほとんどの大人は関わらないようにしていた。ぼくは球をひとつポケットに入れて、空き地へ向かった。空き地の真ん中には、ツギハギだらけの小屋が建っていた。入口には「研究中・立入禁止・うんこ歓迎」と書かれた木の板が掛かっている。ノックをすると、中から咳払いと、がちゃがちゃという音が聞こえた。「来たか、少年。待っておったぞ」扉を開けたのは、白髪で丸眼鏡のおじいさんだった。白衣の袖口は茶色く汚れていて、なぜか頭に小さな麦わら帽子をのせている。「あの、小包の」「うむ。届いたのじゃな。どうじゃ、ワシの最高傑作は」「最高傑作って、あれ、うんこですよね?」ドクターは胸を張った。「正確には『高圧縮型有機衝撃物』じゃ。だが君の言う通り、まあ、うんこじゃ」ぼくは言葉を失った。ドクターは棚から大きなガラス瓶を取り出し、中身を見せてくれた。そこには色とりどりの球がぎっしり詰まっていた。茶色、こげ茶、ちょっと緑がかったもの。どれもつやつやしている。「これは全部、世界を変える爆弾じゃ」「世界を変える?」「うむ。人類はこれまで、くだらないと笑われてきたものにこそ、本当の力が眠っていることに気づかなかった。うんこは笑いを生む。笑いは人を動かす。そして人を動かせば、世界は変わるのじゃ」理屈はめちゃくちゃだったけど、ドクターの目は真剣だった。## 第三章 爆弾の使い方「使い方は簡単じゃ。投げて、ぶつけて、笑わせる。それだけじゃ」「それだけ?」「それだけじゃ。ただし、ひとつだけ守らねばならぬルールがある」ドクターは人差し指を立てた。「『人を傷つけるために使ってはならぬ』。これだけじゃ。うんこ爆弾は、人の心の硬いところを、ぽんと柔らかくするためのものなのじゃ」ぼくはなんとなくうなずいた。ドクターの言うことは、なんだか説教くさくて、でも妙に納得できた。「ところで少年、今、学校で困っていることはないか」どきりとした。ぼくには、クラスに苦手なやつがいる。佐藤リュウジ。いつも教室の真ん中でえらそうにしていて、ぼくの描いた絵を「へたくそ」と笑ったやつだ。それ以来、ぼくは絵を描くのをやめてしまった。ドクターは何も言わず、ぼくの顔を見ていた。「……あります」「ふむ。ならば、一発やってみるかの」「え、でも、人を傷つけるのは」「傷つけるのではない。笑わせるのじゃ。リュウジ少年の硬い鎧を、ぽんと崩すのじゃ」ドクターは一つの球を取り出し、ぼくの手にのせた。ずしりと重い。そして、ほんのり温かい。「明日の朝、学校の給食の時間に、教室の真ん中で割れ。それが合図じゃ」ぼくはごくりと唾を飲んだ。## 第四章 給食の時間翌朝の教室は、いつもより少しざわついていた。夏休み前の最後の登校日で、みんな浮かれていたのだ。ぼくはランドセルの中に球をそっと入れていた。手が汗ばんでいる。給食の時間になった。今日のメニューはカレーライスだった。カレーの匂いが教室に満ちている。リュウジは窓